Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
柴部 禎巳; 葉田 可林
Environ.Exp.Bot., 24(4), p.369 - 375, 1984/00
被引用回数:0 パーセンタイル:0.02(Plant Sciences)DO濃度が増加するとイネの水吸収は減少する。このとき植物体内水のDO濃度は、培地の濃度よりひくい値をしめす。とくに茎葉部のDO濃度は、培地を1.00とすると、0.61(1%D)~0.45(94%DO)となる。種子からDO培地で発芽・生育させたイネの根のDO濃度は、培地濃度と一致するが、茎葉のDO濃度は培地と一致せず、植物が成長するにつれて減少する傾向にある。茎葉の各部のDO濃度は、先端ほどひくく、根元からの距離にたいして直線的に低下する。また、DOを吸収した植物を風乾すると、経時的に水分含量が低下するが、残留水のDO濃度も減少する。このような事実から、根、茎葉ともに植物の組織結合水は培地の水と容易に置換せず、自由水のみが置換される。茎葉部では植物体内水と空気中の水蒸気との活発なガス交換があると結論した。